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ゼラチンシルバーセッション2012

市橋が参加している「Gelatin Silver Session 2012 – Save The Film -」が開催中です。

フィルムを使用する「銀塩写真」は、カメラのデジタル化に伴い、市場規模が急速に縮小し
消滅しつつあります。
今回も“写真家の表現手段の選択肢としてフィルムや印画紙を残していきたい”という
思いが込められた展示会となっております。
会場では出展写真家のフィルムへの思いが記されたミニパンフを購入することができます。
下記はそのパンフの中の市橋織江の「フィルムへの思い」です。

 
いつかいよいよその時がきたら、やるしかないだろうといつもぼんやりと考えていました。
デジタルと向き合うことを。でも最近、自分には出来ないのではないかということに思い当たり
自分でショックを受け始めています。

フィルムでなくても撮れると思っていました。その時が来れば。でも本当は、
フィルムでなければもう撮れないのかもしれません。フィルムでなければシャッターを押す
気持ちになれないのです。
そんな大事なこと乗り越えられるとは思えません。

フィルムもデジタルもただの手段だと考えていました。
でも本当は、私にとっては写真への動機だったようです。